小助の部屋/海外ドラマ/ヤングライダーズ(The Young Riders)


The Young Riders
The Young Riders 1860年、ミズーリ-とカルフォーニアを結ぶ3200kmの間に、長距離郵便(特急郵便サービス)の“ポニー・エクスプレス”が創業、開通される。
それを悪漢どもからガード(警護)するために集められた身寄りのない若者たちを、人は“ヤングライダーズ”と呼んだ…。
途中にある町、スウィート・ウォーターが主な舞台となる。
彼らの輸送する荷物を狙って襲い来る無法者、大いなる西部の自然の脅威など、幾度となく命の危険にさらされながらも、彼らは厚い友情の絆でピンチを切り抜けていく。
The Young Ridersは、開拓時代のアメリカ大西部を舞台に、身寄りはないがガッツのある7人(最初は6人)の若者たちを主人公にした青春ウェスタン・アクションである。
銃撃戦もふんだんな活劇なのに、わが国では意外にも多くの女性ファンが熱烈支持したという。
青年たちを結びつけた強い友情、キッドと紅一点のルーが恋心を育み、最終回が近づいた頃に結婚したというラヴストーリーなど、西部の若武者たちの伝説にロマンの香りを漂わせたのが成功の原因といえるだろう。
当然キャストも魅力的。
最初のメンバーは6人だったが、後にノア(ドン・フランクリン)、ジェシー(クリストファー・ティペット)が仲間に加わり大活躍。
格好いいメンバー揃いで、一度見たらやめられない面白さ満点の青春ウェスタン・シリーズである。


キッド役のタイ・ミラー(Ty Miller)
正義感が強く、沈着冷静な正確だったことから、当初はライダーをまとめるリーダー的存在に。 少年を意味する“キッド”の愛称で呼ばれるが、本名は不明。ルーが女性であることに最初に気付き、いつしか彼女と愛を育むように。
そんなキッドを演じるタイ・ミラーは1964年9月26日、カリフォーニア州グラナダ・ヒルズ生まれ。
南カリフォーニア大学在学中にガールフレンドに勧められてCM出演したのを機に俳優への道へ。
TV『ホテル』に1987年から1年間出演したのが初の大役で、 1989年から3年間、『ヤングライダーズ』に出演して人気スターの仲間入り。
その後も、『愉快なシーバー家』『メルローズ・プレイス』『天国へのハイウェー』『グローイング・ペーンズ』『Xファイル』『新アウター・リミッツ』『頑固じいさん孫3人』といった人気シリーズへのゲスト出演が続いている。
映画はSFアクション『トランサーズ』の第4作、第5作。『タイム刑事』と続編『あぶないタイム刑事』、さらに『スローターハウス・ロック』『選択』などにも出演している。

ルイーズ・マクロード役のイヴォン・スーホー(Yvonne Suhor)
孤児院を脱走したじゃじゃ馬だったが、エクスプレスの一員になるべく、女性であることを隠して少年を装うように。 だが、キッドと愛しある仲になり、次第にその秘密が他のメンバーにも知られていく…。
ボーイッシュさとキュートさが同居したヒロイン、ルーを演じるイヴォン・スーホーは、 ニュー・オーランド生まれで、イリノイ州立大学在学中に演劇の魅力にとりつかれ、卒業後有名なステッペンウルフ劇団に入団。舞台を中心にした本格派女優としてキャリアをスタートさせ、 舞台『怒りの葡萄』が高く評価される。
数多くの舞台で演劇賞を受賞し、その後TV界へ進出し、『ノーザン・エクスポージャー』『ジェシカおばさんの事件簿』『たどりつけばアラスカ』『ブルックリン・ブリッジ』『裏切り者』『スター・トレック/ボイジャー』といった人気テレビシリーズにゲスト出演し、 TVムービー『デリンジャー』『栄光の714本』に出演している。映画では『婦人からの手紙』などにも出演している。
また大学の演劇コースの助教授の資格をもっていることから、後輩の育成にも忙しい。

ジミー・バトラー・ヒコック役のジョッシュ・ブローリン(Josh Brolin)
ライダーズきっての暴れん坊ガンマン。だがそのために、荒くれ者の挑戦を受け続ける羽目になる不運な若者。 実際に数々の伝説を残した名ガンマン、ワイルド・ビル・ヒコックをモデルにした役で、彼を主人公にした回も多い。
そんなツッパリ野郎ジミーを演じるジョッシュ・ブローリンは1968年2月12日、ロサンジェルス生まれ。 『カプリコン1』などの俳優ジェームズ・ブローリンを父親とする芸能一家に育った。 その影響で演劇の道を志すようになり、1985年、デビュー作映画『グーニーズ』に、子役(?)としてデビュー。 その後、TVシリーズ『天国へのハイウェー』『21ジャンプ・ストリート』などを経て、『プライベート・アイ』でリーゼントヘアの探偵助手に扮したのがテレビ初レギュラー。
1994年からはTV『ウィネトカ・ロード』にレギュラー出演し、『新アウター・リミッツ』にもゲストで登場。
映画『マンハッタン花物語』ではクリスチャン・スレーターと共演している。『アメリカの災難』に続いて『ギャング・イン・ブルー』で新人警官を演じた。その後も『ナイトウォッチ』『ミミック』などに出演している。『スラシン』などにも出演。

ウィリアム・F・コーディー(ビリー)役のスティーブン・ヴォールドウィン(Stephen Baldwin)
ライフル射撃が得意で、将来は大物になる大志を抱いた青年。 後に“バッファロー・ビル”と呼ばれ、ガンマン・ショーの全米巡業を成功させた実在の人物がモデル。
演じるスティーブン・ヴォールドウィンは、1966年5月12日ニューヨーク州ロング・アイランド生まれ。
アレック、ダニエル、ウィリアムら人気男優たちがいるボールドウィン兄弟の末っ子(4男)。オフ・ブロードウェイの舞台からやがてTVへ。 『ファミリー・ダイズ』『チャイナ・ビーチ』『ケート&アリー』などに出演し、 『ホームボーイ』『ブルックリン最終出口』『7月4日に生まれて』といった映画に出演後、『ヤングライダーズ』にレギュラー入り。 その後も『ブロンドの標的』、主演作『スリーサム』、さらに『ミセス・パーカー/ジャズエイジの華』『ユージュアル・サスペクツ』『エイト・セカンズ』などのミニ・シアター系の話題作に出演。『逃亡』『クライムタイム』『バイオドーム』『サブ・ダウン』などにも出演し、映画出演は多い。
1990年にケニヤ・ディオデートと結婚。

リトル・クロス(バック)役のグレッグ・レインウォーター(Gregg Rainwater)
インディアンと白人の間に生まれたハーフ(混血児)だが、インディアンの世界にいられなくなったのを機に、ライダーズ入りを志願。 インディアンとの通訳、野性的な勘など、珍しい特技を使って仲間たちをサポートしていく。
そんな寡黙でクールなバックを演じるグレッグ・レインウォーターは、1966年2月27日ミシガン州フロント生まれ。 高校卒業後、演劇と音楽の奨学金を受けることになったが、進学せずにハリウッドへ。
(デトロイトの大学を卒業後、俳優を目指してロサンジェルスへやって来たとも)
いくつもの舞台で経験を積み、やがてソープオペラ『われらが人生の日々(我らの人生の時)』で全米の女性ファンの心をつかみ、『ヤングライダーズ』でゴールデンタイムに進出。 初の大役を獲得した。
その後は順調にキャリアを重ね、『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』に出演するなど主に映画を中心に活躍していく。 1993年にチャック・ノリス主演のTV『ウォーカー、テキサス・レンジャー』にゲスト出演し、 1994年には初めての映画『ストリートファイター』でジャン・クロード・ヴァン・ダムと共演し、T・ホーク役でハードなアクション場面もこなした。
メキシコへサーフィンに行く若者たちを描いた映画『海岸族』で主人公ノアを演じている。

アイク・マクスウェイン役のトラヴィス・ファイン(Travis Fine)
幼い頃重い病気にかかったため、言葉をしゃべれなくなってしまったが、 ハートは誰よりも優しいアイク。ライダーズには以前から親友だったバックと供に加わり、名コンビぶりを発揮。 また馬乗りの腕前もぴか一で、口は不自由でも馬の扱いにかけては誰もが一目を置いていた。
演じるトラヴィス・ファインは5月26日アトランタ生まれで、子供時代から演技の英才教育を受け、映画、TVで活躍してきた若き実力派。7歳の時にすでに舞台に立っていた。 第2シリーズで番組を去ってしまうのは残念だが、その後も映画『チャイルド・プレイ3』に出演したり、日本ではNHKが放映したTVムービー『集団誘拐!消えたスクールバス』でバスジャック犯の1人を演じたりした。 またTVムービー『君だけを見つめて…』ではニール・パトリック・ハリスと共演。他にもTVムービー『メンデス/ビバリーヒルズの殺人』『ナオミとウィノーナ/愛は橋をかける』『わがアントニア』などに出演している。
TV『犯罪捜査官ネイビーファイル』の第1シリーズにもゲスト出演。『ギャグニー&レイシー』『タイムマシーンにおねがい』などにもゲストで登場している。

ティースプーン・ハンター役の
アンソニー・ゼアビー(Anthony Zerbe)
ヤングライダーズではライダーたちの父親代わり。
ノア・ディクソン役の
ドン・フランクリン(Don Franklin)
ヤングライダーズでは途中から仲間に加わる。メンバーのなかで唯一の黒人で、この時代ではそのことで仲間とも言い争いになることもしばしば。特にキッドとはよく喧嘩をする。

エマ・シャロン役の
メリッサ・レオ(Melissa Leo)
ヤングライダーズではライダーたちの母親代わり。 メリッサ・レオは1960年9月14日生まれ。キッド役のタイ・ミラーとは4歳しか離れてないね。
レイチェル・ダン役の
クレア・レン(Clare Wren)
ヤングライダーズでは、エマがいなくなったのち、ライダーたちの母親代わりとなる。

サム・ケイン役の
ブレッド・カレン(Brett Cullen)
ヤングライダーズではスイート・ウォーターの保安官。アポロ13などの映画でよく目にすることができる。
ジェシー・ジェームズ役の
クリストファー・ペティエット(Christopher Pettiet)
ヤングライダーズでは世話をやかせる頼りない青年。

(アメリカFOX系で1989年から92年まで放映)
第1話キッド 第2話ガンファイター
第3話裂かれた心 第4話駅馬車強盗
第5話ルーの秘密 第6話逃亡奴隷
第7話10セントのヒーロー 第8話いつわりの軍旗
第9話蛇の入れ墨 第10話特別な友情
第11話悪女の涙 第12話形見の手紙
第13話血塗られた地図 第14話キッド受難
第15話一夜かぎりの淑女 第16話別れた夫
第17話おとり 第18話バックの恋人
第19話わが名はブルドッグ 第20話因縁の対決
第21話胸にバッジを 第22話最後の1人
第23話ホークと呼ばれた男[前編] 第24話ホークと呼ばれた男[後編]
第25話アフリカへの脱出 第26話無実の女
第27話2人のヒコック 第28話疫病の町
第29話帰るべき世界 第30話小さなカウボーイ
第31話高名な保安官 第32話あるヒーローの死
第33話痛恨の銃弾 第34話幻の金鉱
第35話危険な一座 第36話賞金稼ぎ
第37話奴隷商人 第38話信仰あつき人々
第39話小さなデイジー 第40話いとしのサマンサ
第41話悪夢の記憶 第42話救われた村
第43話黒幕の大物 第44話和平の代償
第45話処刑[前編] 第46話処刑[後編]
第47話甘い汁 第48話ジェシー・ジェームズ
第49話逃亡の果て 第50話不運な恋人たち
第51話アイクの死 第52話恋多きビリー
第53話ジェシーの兄貴 第54話遠い昔の思い出
第55話酒には弱いやつ 第56話トラと修道女
第57話つらすぎる記憶 第58話奴隷解放のあらし
第59話運命の書 第60話実りなき思い
第61話妻を殺した男 第62話死霊につかれた女
第63話執念の追跡 第64話愛ふたたび
第65話法の精神 第66話心の重荷
第67話戦禍[前編] 第68話戦禍[後編]

The Young Riders 第1話 キッド
いよいよはじまった『ヤングライダーズ』の第1話。 はじまりのシーンは、遠い遠い国から遥遥やってきたキッドが、とある町で、 馬(ケティ)に一目惚れしたところからはじまる。 ようやくケティを手に入れ、悠悠とケティに跨って、通りかかったとある町の求人広告に目を奪われる。 その町こそキッドたち『ヤングライダーズ』がこれから住む町、スイート・ウオーターだった。 求人広告で集まった6人の若者たちは、ほとんどが孤児だったこともあって、 危険な仕事ではあったが、中継所長のティースプーンに鍛えられ、 ポニー・エクスプレス(郵便配達)の仕事をすることで一人前へとなっていく。 しかし、無法者たちに襲われたルーを発見して介抱するキッドは、ルーが女であることを知る。 ルーは孤児院を脱走したために、ろくな仕事がなくライダーになることを決意したという。 キッドはルーが女性であることを秘密にするが、そのことでルーとの距離は一気に縮まることになった。 一方、ルーを襲った無法者たちをライダーたち全員で追跡し、見事に捕まえる。 しかし保安官を騙して牢を脱走した無法者たちはキッドを狙い待ち伏せしていた。 捕まえたときに殺しておかなかったことを後悔するキッドだが…。
題名でも分かるように、キッドが主人公。少年の役のようだが、実際の歳はこのとき25歳。 ライダーたちを子ども扱いしているエマが29歳なので、キッドとは4歳しか違わないw はじまった当初は、ビリーにしてもジミーにしてもものすごく髪の毛が短く、初初しさがとても感じられる。 この第1話でルーが女であることがキッドだけにはバレてしまうが、 テレビで見ているとどっからどう見ても女にしか見えない。 一緒にいるライダーたちが気づいていないとしたら超がつくほどの鈍感としか思えない。無理があるw

第2話 ガンファイター
ビリーが配達の途中で、決闘を目撃したところから物語がはじまる。 決闘で勝ったジョン・ロングリーは、手配書の人物を探しだしては決闘をし、撃ち殺して賞金稼ぎをしていた。 ビリーは中継所に帰ると、食事中にその決闘の様をみんなに話して聞かせる。 そんなとき、ジミーはエマが大切にしている時計が動いていないことに気づき、壊れていると言う。 しかし、エマは、心のなかでずっと動いていると応え、父との大切な思い出を思わせた。 そんな姿から、ジミーは母親のツラい記憶を思い出し、夢にうなされるなど苦悩しはじめる。 そんな迷いを振り払うかのように我武者羅に配達に出かけた。 途中でジョン・ロングリーの乗った馬を驚かせたのに気づかず、ジョン・ロングリーは馬から放り投げられて泥のなかに落ちてしまった。 二時間後に買出しに出かけたライダーたちのところへ、ジョン・ロングリーが現れ、 ジミーを挑発し、決闘することになる。 しかしキッドが機転をきかせて決闘を中止させる。 エマはジョン・ロングリーのもとへジミーに手出しをしないよう懇願に行き、形見の時計を渡すことになる。 ジョン・ロングリーに追われて旧友のサムを頼ってスィート・ウォーターにやってきていたバート も、ジョン・ロングリーに発見され撃たれてしまう。そしてジミーも、エマの時計をとり返すべくジョン・ロングリーのもとへ。ついに決闘を迎える…。
ジミーが夢にうなされ、興奮して部屋を出ていくシーンが実に面白い。 ルー、キッド、ビリーのやりとりがあるのだが、それぞれの性格をよく表している。 このあたりまではやはりキッドはよく気がきくリーダー的存在だし、 ビリーも意外に頭がよく、周りをよく見ているのだが、バカみたいな発言にもよく笑わせてくれる。
インディアンの血をひくバックと馬乗りの名手アイク
ルーとキッドはいつしか愛し合うように…

The Young Riders ヤングライダーズは、わたしが小学生の頃、毎週欠かさず見ていました。 再放送でも毎回ビデオに撮っては、今でも保管してあります。 ちなみに再放送をお願いするためにNHKにわざわざ電話をしたことを覚えています。 電話をしてからすぐに再放送が決まったので、嬉しかったですね―w まるで自分が電話してお願いしたから叶ったみたいに大喜びでいましたw 漫画なんかも描いたりして、今でも好きな海外ドラマの1つです。
今後、『Xファイル』や『ビバリーヒルズ高校白書』『フルハウス』などのように、割と知られているものより、 『アボンリーへの道』『素晴らしき日々』のようなマイナーなものを取り上げていきたいと思います。


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